2021年に開始して以来、皆様に好評を得ておりました当院の「レミフェンタニルを用いた和痛分娩」ですが、2024年10月末に日本麻酔科学会より出された「レミフェンタニルを用いた分娩時鎮痛に関する提言」を受け、一時中止せざるを得ない状況になりました。提言の詳細につきましては下記リンクをご参照ください。
日本麻酔科学会「レミフェンタニルを用いた分娩時鎮痛に関する提言」
https://anesth.or.jp/img/upload/ckeditor/files/2410_01_700.pdf
「レミフェンタニルを用いた和痛分娩」につきましては、欧米及び日本において長い年月にわたって行われており、その安全性は「硬膜外麻酔を用いた無痛分娩(一般的な無痛分娩)」と同等であることが確認されております。そのため、当院でも皆様が安全に和痛分娩を受けていただけるよう十分に体制を整えた上で、「レミフェンタニルを用いた無痛分娩」をこれまで提供してまいりました。
しかし、日本の一学会のみとはいえ、上記のような提言が出された以上、皆様に安心して「レミフェンタニルを用いた和痛分娩」を受けていただくことは難しいと考え、非常に苦しくはありますが、当院においては「レミフェンタニルを用いた和痛分娩」を一時中止するという決断にいたりました。
急なお知らせとなり、和痛分娩をご検討いただいていた皆様には大変ご不便とご心配をおかけすることを深くお詫び申し上げます。今後も安全で安心できる医療を提供するために、クリニック一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解いただけますと幸いです。
竹林ウィメンズクリニック 院長 鈴木 幸之助