生殖医療専門医が自信を持って責任ある治療に取り組んでおります。
また、最高の技術を持った多くの認定胚培養士が高度不妊治療を支え、滋賀県で件数、成績ともに高い実績を生み続けています。
当院での不妊治療を経て出産された方から寄せられた「よろこびの声」には当院にたどり着くまでのつらい治療の経験も寄せられています。
注射ばかりの治療、長引く治療に伴う経済的な負担などさまざまです。
不妊治療専門医がお一人おひとりの治療方針であなたにとって最善の治療を提供いたします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | ||
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午前 | 9:00 〜 13:00 | 竹林 / 菅沼 | 竹林 / 北澤 / 川口 | 竹林 | 川口 | 北澤 / 菅沼 | 竹林 / 北澤 | 竹林 |
午後 | 15:30 〜 19:00 | 竹林 / 菅沼 | - | 竹林 / 菅沼 | - | 北澤 / 菅沼 | - | - |
妊娠を望み、1年以上避妊することなく夫婦生活を営んでいても、妊娠に至らない場合を不妊症といいます。
ただし、1年とするかどうかは、年齢や原因によります。
不妊の原因は女性ばかりでなく、男性にも原因がある場合もあり、検査結果に合わせて治療していきます。
治療をする前に、原因を解明するため、月経周期に合わせて一番良い時期に検査をおこなっていきます。
朝、目が覚めたら布団から出る前にすぐ測定し、測定値を基礎体温表(グラフ)に記録します。
基礎体温表をつけている方は診察時にご提示ください。
グラフがバラバラ (2相性にならない) | 排卵していない可能性があります。 |
高温期が短い | 黄体ホルモンの分泌が不十分であると考えられます。 |
高温期が長い | 妊娠の可能性が考えられます。 |
腟内に超音波断層装置を挿入し、子宮や卵巣の状態を検査いたします。
排卵日の推定も可能な検査です。月経期には5mm程度の卵胞が排卵期には20mm程度になり、さらに排卵後の卵巣内の様子なども確認できます。
子宮内に存在する子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫なども診断できます。
卵胞期(基礎体温:低温期) 月経開始から2〜4日目に採血 | 排卵期 | 黄体期(基礎体温:高温期) 排卵から7日目頃に採血 |
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卵巣機能を調べます | 黄体機能を調べます | |
FSH:卵胞刺激ホルモン LH:黄体化ホルモン E2:卵胞ホルモン PRL(プロラクチン):乳汁分泌ホルモン テストステロン:男性ホルモン | (必要な方のみ) LH:黄体化ホルモン E2:卵胞ホルモン P4:黄体ホルモン | P4:黄体ホルモン |
甲状腺機能検査 | 甲状腺ホルモンの値が高くても、低くてもよくありません。甲状腺機能に問題があることで、無排卵や無月経になることもあります。また、流産の要因になることもあります。 |
抗精子抗体検査 | 精子に対する抗体がないかを調べます。抗精子抗体があると精子を異物として免疫反応が起こり、精子の動きを止めてしまうため、妊娠に影響します。 |
クラミジア検査 | 性感染症のひとつで不妊の原因となる卵管の通過性、子宮・卵管の炎症や癒着の原因となります。 |
AMH検査 | 卵巣に卵子がどのくらい残っているかを推定します。 |
尿中の黄体化ホルモン(LH)を調べて排卵日を予測します。
月経中でなければ診察前に検尿の提出をお願いいたします。
排卵期に性生活(検査当日の朝、または前夜)を行った後、子宮頸管粘液を少量採取し
、顕微鏡で状態を観察して運動精子の数を調べます
。
運動精子が多数確認できれば、子宮腔内へ精子が上がって行っていると判断します。
ただし、一回の評価で決めることはできません。反復して結果が不良の場合は、精液検査等をおこないます。
パートナーに精液を採取(採精)して頂く必要があります。
事前にお渡しする滅菌容器に、原則ご自宅で採精し持参していただき、顕微鏡下で検査いたします。
検査の内容については、精液量、精子濃度、運動率、正常形態精子(精子奇形率)などを調べます。
精液量 | 1.4ml 以上 |
精子濃度 | 1ml 中に1600万個以上(16×106/ml 以上) |
運動率 | 42%以上 |
正常形態精子 | 4%以上(奇形率96%未満) |
白血球数 | 1ml 中に100万個未満(1×106/ml 以下) |
月経終了2〜3日後におこないます。
造影剤を用いて、卵管の通過性や子宮の形態などをみる検査です。
X線被曝もなく、ヨードアレルギーの心配のない経腟超音波検査でおこないます。
子宮や卵管、卵巣をリアルタイムにモニターで確認いたします。
子宮腔内に生理食塩水を注入して子宮腔を膨らませ、経腟超音波検査で子宮腔内に突出する子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫の有無を調べる検査です。
必要な方は、診察時に医師から説明があり、検査を受けて頂くことになります。
超音波検査や尿検査などから排卵日を予測して、性交渉のタイミングを設定し、それにしたがって性交渉を持ち、妊娠を目指します。卵胞の直径が20mmを超えてくれば排卵が近いと予測できます。
また、頸管粘液の量が増えてくることで排卵を予測することも可能です。
精子の寿命は約2〜3日、卵子の寿命は約1日と言われています。正常な精子で2日に1回タイミングをとっていれば、卵子と精子が出会えるということになります。
排卵障害がある場合、医師の指示に従って「排卵誘発剤(内服薬や注射)」を使用し、卵胞の発育を促す方法をおこないます。
タイミングがうまくとれない場合、腟内自己注入法や勃起改善薬の処方も可能です。
診察時にご相談ください。
排卵日にあわせて採取した精液を洗浄濃縮し、人工的に子宮の内腔に注入する方法です。
精子を子宮の中へ注入することで、精子の遡上を助けます。
上記のような場合、人工授精の適応となります。
体外受精・胚移植とは、卵巣から排卵前の卵子を採卵し、精子と体外で受精させ(IVF:体外受精)、その受精卵を子宮内に移植して(ET:胚移植)、着床、妊娠を促す治療です。
当院では患者様それぞれにあった治療のため、さまざまな手法を提供させていただいております。
高度な技術を必要とする顕微授精法や、受精卵及び精子の凍結保存をおこなっております。
詳しくはIVF説明会(DVD)にてお伝えしております。